福島県レクリエーション協会の
温かさに触れて

福島県レクリエーション協会を
思い浮かべると、心が温かくなる。
そこには沢山の笑顔と元気が詰まっている。

音楽レクリエーションの講師として
福島に招いていただき、
初めて駅に降り立った時の事を
鮮明に覚えている。

「暑い・・・・」

青森市民の私にとって、
これまで体感したことのない気温に
まずは驚いた。

あまりの暑さに半ばパニックになって
改札へと歩みを進めると、
「木村先生ですか?」
駅まで迎えに来てくださっていた
佐藤喜也先生と斎藤公子先生が現れた。

お二人とも内側からパワーが漲っていて
溌溂としており、
こんな表現は失礼かもしれないが、
「年齢不詳」という四文字が頭に浮かんだ。

「福島、暑いでしょう?」

まるで歌をうたっているかのように滑らかで
張りのある美声で話しかけてくださる
佐藤先生と、
親しみやすさの中に凛とした清さを
感じさせる公子先生。
お二人の気遣いで、打ち解けるのには
5分もかからなかった。
会話を通して、レクに対する真剣な想いや
人に対する愛情といったものを
感じ取ることができた。

(皆さん喜んでくださるといいなぁ)
そう思いながら会場へ着くと、
そこにはお二人に負けないほど溌溂として
元気な会員の皆さんが集まっていた。
椅子にお尻が付いていないのではないか、
と思うほどに前のめりで
講習を受けてくださる
その姿勢に、私も夢中になって
音楽レクリエーションを実施した。

こちらが乗せるのではなく、
乗せられる側なのだ!

福島県レクリエーション協会の皆さんから
沢山の温かさをいただいて帰路についた。

勤勉さ、思いやりの心、正直さ、
笑顔、真剣さ、やさしさ・・・

「この瞬間を楽しもう!
そして、もっと先へ。」

同じ方向を向いて進んでいく皆さんに
圧倒されっぱなしだった。

福島県レクリエーション協会のみなさん。
本当に本当に、ありがとう!

「レクリエーションとは何か。」
皆さんお一人お一人から、
その心髄を受けとることができたと
感じています。
これからも、
沢山の方々に影響を与え続けてください。

福島県レクリエーション協会の益々のご発展を、
心よりお祈り申し上げます。

(公財)日本レクリエーション協会
資格認定委員
青森中央短期大学 幼児保育学科准教授
木村貴子